南無阿弥陀仏

無条件に 愛しくて愛しくて 仕方のないバディで、身を寄せ合って仲良く暮らして来た 愛犬 はなちゃんが、5月19日の夜、私の腕の中で突然の旅立ちをして2週間。

半狂乱になったり、どん底になったり、ものすごいハイになったり、深い憂鬱になったりしながらも、様々な人、本、言葉、映画などに支えられて、やっと はなちゃんを、私の執着と悲しみのエネルギーから大きな手の中にお返しできました。

はなちゃんへの感謝と、はなちゃんとの幸せな暮らしを支えてくれたすべての人への感謝の気持ちでいっぱいになりました。

そして…

今のプロセスは、疲れ果て、擦り切れそうな神経と身体を癒すところに入っています。

これが私には一番難しいのです。

 

人に親切でなくてはいけない

役に立たなくてはいけない

自分より人を喜ばせなくてはいけない

早く立ち直ってきちんとした社会人としてふるまわなくてはならない

生産的でなくてはいけない

迷惑をかけてはいけない

泣き言をいってはいけない

いつまでも落ち込んでいてはいけない

物心着いた時から細胞一つ一つにまでそう刷り込んできただけに、疲れ切り、神経が磨り減った時ほど、追い詰められた時ほど、この命令や禁止令が自動ループで高速に駆け回ります。そして癒しとは真逆の方向へ動き出します。

何度も何度も何度も巻き直しても、あっという間に戻ってしまう、壊れたばね仕掛け人形のようです。

 

ただ生きているだけでは許されない

ただここに存在することでは許されない

迷惑をかけるならば

即時にその行為をやめてきちんとした自分を立て直さなくてはいけない

ギリギリと自分を追い詰めていきます。

 

これまで学んできた

 

完璧でなくていいんだよ

出来ない、無理 と言っていいんだよ

そのままの これ以上でもこれ以下でもない私で いいんだよ

などという気づきや言葉はどこへやら、どうにもならない闇に、自分で自分を落としていき、歯止めがききません。

そんな自分が悲しくて

はなちゃんにも申し訳なくて

涙が出ます。

 

そんな私に

ここまでだめな人間の私に

今聞こえる 唯一の声。

そんな私が今口にして、落ち着いていく唯一の言葉は

「南無阿弥陀仏」。

仏様。

もう お手上げです。

もう このどうしようもない私は

あなたの力にお恃みするしかありません。

もう この小さな心と考えしかもてない

こんなにだめな人間の私は

あなたの慈悲にお委ねするしかありません。

 

南無  阿弥陀仏

南無  阿弥陀仏

南無  阿弥陀仏

阿弥陀仏にすがり、自我や自分だと思っていたものが崩れ去るのを 放心しながら見ていくしかない先に、一条の光がさすのかもしれません。

南無阿弥陀仏

南無阿弥陀仏

南無阿弥陀仏…

ひたすら

一心に

唱えます。