虚実 と がんの 考え方

中医学の考えに、虚証と実証という考え、身体の見方があります。

webや本などがたくさん出ているので、詳しくはそれを見ていただきまして、簡単に、ざっくりと、少々乱暴に言うと 足りない人 と 有り余っている人(笑)。

実際には脈診や舌診、体型や皮膚・髪の状態、触診や問診など、さまざまな観察からその虚実を見立てていくのですが、わたしは立派な脾虚、腎虚の体質です(笑)。

先日、わたしの体を10年以上前から観てくださっている鍼灸医の先生で、70を超えても現役の方から「がんは、虚の体質の人は共存できて、実の人はとったほうがいいと言う記事を読んだのよ。なるほど、と思ったの。だから、つぼみさんはこのまま共存できて天寿を全うできるかもね」というお話をいただきました。

そこで、ハッとしました。

同病だったりんりん、Mさん、そして、ご縁があってお身体をマッサージさせていただいていて天に還られた方々と、私と何が違うのだろうとずっと考えてきたからです。

特に、りんりんやMさんに関しては、乳がんがわかるまでは、わたしと違って病気ひとつしたことがなく、信じられないくらいアクティブで、男顔負けに仕事をこなしてきた女性でした。FD308612-88A8-408D-868E-FD09DAA76D62

彼女たちのガンが進行して、どんどん弱っている時ですら、手当てしているわたしよりも彼女たちの生命力はとても強く、リンパでむくんでパンパンな腕をさすってあげている時ですら、その気血水の流れはわたしよりいいことを感じていたからです。

西洋医学的には「ガンの種類が違ったから」、ということになるのかもしれませんが、東洋医学で見ると、ガンは瘀血、血の汚れが腫瘍となって現れたものです。

同じ汚れなのに、そして、彼女たちのほうが乳がんとしては小さく、歴としても10年くらいかけてガンを育ててきたわたしよりも彼女たちの方が圧倒的に短かったのに。

同じように食事療法も、温熱も心がけてきて、わたしよりもたくさんたくさん調べて、積極的に、全力で、体質改善を試みてきたのに。

なのに、何故、あんなに進行が早かったのだろう。

ガンの人と出会った時に、わたしは何を言ってあげられるのだろう。

どんなアドバイスができるのだろう。

 

ずっと悶々としてきたことへの、一つの見方が示されたような気がしました。

小さい頃から腎臓や胃腸が弱かったわたしは、虚 なので、ガンも 虚、いうならば 虚がん(笑)。

そして、エネルギッシュで、もともと気血水が過剰なくらい巡っている 実 の人のガンは、言うなれば 実がん、それだけ元気だということになります。

わたしが取り組んだことは、食事を変えることと、湯たんぽで毎日冷えたところを寝る前に温めること、そして、身体の緊張をとる活元を身体の気が向いた時にやるだけ。そして、出来るだけ省エネにして、人生を楽しもうと決めただけ。

抗がん剤をしたり、手術をしたりして積極的に戦おう、これも取り組もう、あれもやって戦おう、という体力がなかったとも言えます。90A05DF6-BA90-4E8B-86F2-0EA5CF10BDB4

がんの自然療養や養生法、お手当ては、基本的に体力の弱い人向けのものが多い気がするので、虚の人がぼちぼち、根気強く取り組むのには向いているのかもしれません。

 

 

けれど、もしも、実の人のガンが、実だけに元気で進行が早いならば、まずは今あるがんを取る、そして、有り余る体力を術後の回復に役立てる、そしてそのあと体質改善や生き方改善、それも実の体に合ったものを、きちんと見立てられる先生と相談していく、というのもありなのかもしれない、そんな風に思います。

今ならりんりんに、ミリ単位のうちに手術して取ってしまおうよ、りんりんは実だからさ、その後一緒に体質改善に取り組もう!そんな風に言えるのになぁと、昨日は涙がほろほろとこぼれました。

ガンに関しては、西洋医学だけではなく、東洋医学的な見方、スピリチュアル的な見方、波動や量子レベルの見方、心理学的な見方など、さまざまな見方があり、アプローチがあります。

どれかひとつに凝り固まらず、多角的に自分のガンや、今何をこの病気が自分に伝えようとしているのかを静かに眺めること、そして、その後は軌道修正しながらも、自分に合ったやり方を、信頼できると身体が感じている人に見守ってもらって続けていくことが大切なのではないかと思います。

多角的に自分の身体を見るための一つの情報として、今回の情報も役立てていただければ幸いです☆