生きることへの情熱

IMG_7045久しぶりに「アルゼンチンタンゴ 伝説のマエストロたち」と言うドキュメンタリーを見ました。

往年のアルゼンチンタンゴの演奏者や歌手のマエストロ達のインタビューを交えながら、黄金時代のタンゴの歴史的なコンサートに向けた練習風景と演奏の収録の様子を追うドキュメンタリーです。

御歳70歳〜80歳(以上の方も!)のマエストロ達の、何十年も演奏して来た節ばった指が奏でる神業の演奏や、人生の悲喜こもごもを見事に歌い上げる歌声。

その素晴らしさはもとより、タンゴへの情熱や、歴史や人生を語るマエストロ達の姿勢に、改めて打たれました。

そこにあるのは

「生きることへの情熱」。

それは「死なないために生きる」でも「何かを達成するために生きる」でも、「生に執着する」でもなく、生きていることへの情熱と、人生への礼賛です。

「死なないために生きる」

「何かを達成するために生きる」

「生に執着して生きる」

そして

「生きることへの情熱を持って生きる」

どの生き方にも優劣や正解はないけれど、それぞれ全く似て非なるもの。

平坦とは程遠い壮絶であったはずの人生を、茶目っ気たっぷりに、なんでもないことのように笑顔で話すマエストロ達の目には、しかし、未だ燃え盛る情熱の灯が宿っています。

そんなマエストロ達が奏でて来た音楽でリズムで、情熱のエネルギーだからこそ、こんなに惹かれるのかと、改めて実感。

IMG_7046そして、胸の奥から後から後から溢れてくるような、強い憧れを抱きました。

彼らの演奏を聴きながら、生きることそのものへの情熱を持って、一日一日を、味わい深く生きて生きたいと心から思いました。