二つの想い

image野本篤志さんの「家族のケアでがんは消える 患者を生還に導く48の智恵」を両親にプレゼントしました。

家族にケアしてもらうおねだりのためではなく(笑)、家族ができる事を知ってもらい、気持ちを楽にしてもらうためです。

三朝温泉で知り合ってメル友になり5月に光に帰っていった同病のTさん。そして、7月に光に帰っていったりんりん。

二人のご家族とのメールのやり取りやお話させていただく機会の中で分かったのは、本人の気持ちと家族の想いのすれ違いの大きさです。

そして、それぞれが、それぞれの思い込みで苦しんでいたことが分かり、本当に胸の痛む体験でした。

昨年は、自分の四苦八苦を知らせると辛いだろうと思い、なるべく両親や家族の前では平然と「一人で大丈夫よ」と振る舞うので精一杯の私がいた気がします。それだけ、余裕もゆとりもなかったことが、今は分かります。

けれど、この夏おのちさんと出会い、その大きな大きなつながりの中にいることが体験的にわかってから深呼吸をして、ふと改めて周りを眺めると、そこには私が思っている以上に私の力になりたいと思いながら、一生懸命黙って見守り、待機していてくれるオハナの姿がありました。

そうだったんだ。私が大丈夫といくら言っても、愛する家族のために何かできることを常に探すものだし、それはオハナとして自然なことだよね…涙が出ました。

「ポリネシアでは「自己治癒」という言葉はあり得ません。病気はその人だけの過失ではなく、関係が壊れたために生じたものだからです—」「ハワイアンリラックス」ポール・ピアソール より

私が閉じていたのでは関係の修復はできないし、きっと私のその自立志向、心配をかけないで生きるのだという姿勢こそが、ポリネシア的見方から見たらalohaに欠けていたのかもしれません。

先日は両親と台湾の精進料理を食べに行き、その後お茶をしました。

とても温かいものに包まれている感じで、5歳頃の無邪気な子ども時代に戻ったような感覚…とても幸せな時間でした(*^^*)image

毎週でもいいね、とメールをくれる母。いつになく穏やかでおしゃべりだった父。

たくさんたくさん心配をかけてごめんね。
そして、頑なな私を1年半黙って見守ってくれてありがとう。これからは、色々、また楽しく出かけようね、子どもの頃みたいに。

ガンを抱えている側の想いと、それを見守る家族の側の想いを繋ぐ一冊のおかげで、幸せなaloha修復の機会になりました。

オススメの一冊です。