努力しないで精一杯

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「努力しないであなたの歩幅で精一杯」

私の習っているタンゴレアルアカデミーの先生、フアン先生の口癖です。

前後左右に進む時も、回る時も、どんなステップも、自分の肩幅程度の一定の歩幅を守り続けることがステップの基本で、それが出来て初めての人と綺麗に踊れます。

努力しないで、とは、無理しないで、のニュアンスに近いのですが、この「努力しないで精一杯の歩幅」がやってみると本当に難しいのです。(相手が始めたばかりの緊張した男性だったりすると、ついつい相手が恥ずかしくないように歩幅を合わせてしまうのが日本人女性の特徴だとか(笑)。奥ゆかしいですなぁ(*^^*))

身体の使い方や動かし方は、その人の生き方や生きる姿勢、人との接し方に全部繋がっているので、先生方からの注意には、ハッとさせられるもの、考えさせられるものが多いです。

生来の御節介でお世話好きの私は、ついついなんでもtoo muchになってしまうことが多々あり、特に相手が苦しんでいたり、助けを求められると、毎回自分でも苦笑するほど同じパターンでtoo muchに前のめって努力してしまいます(笑)。そして自分がバテバテになってから気づくという事がよくあり、これは保育士をしていた20代の頃からの課題です。

その私には「努力(できる以上のこと)をしないで、でも自分の精一杯の歩幅」を守って踊り続けると言うイメージは、とてもいいヒントになりそうです。

私が住んでいる国分寺には、カフェスローと言う、老舗の環境や平和の情報発信カフェがあります。その仕掛け人の一人、辻信一さんか紹介する、アンデスの民話のハチドリの物語があります。

「森火事に一滴ずつ水を運ぶハチドリに対して、森から逃げた動物たちは「そんなことして何になるのだ」と笑います。ハチドリは「私は、私にできることをしているだけ」と答えました……。」

環境系の活動や平和活動をしている人たちの間で合言葉のように使われるお話なのですが、実は身近で大切なohanaたちとの関係、ohanaが困っている時に何が出来るかを考える際にも、そんなシーンでこそ、実はとても参考にしたいお話なのだなあと思います。

心にハチドリを、そして、身体はアルゼンチンタンゴの歩幅練習を重ねて、ohana達にalohaで出来ることをしよう。そんな風に思う今日この頃です(*^^*)