ある女の子とお医者様の物語

imageある青い美しい星に、一人のちょっと風変わりな、ガンコでつむじまがりの女の子が暮らしていました。

ある日女の子は、その星ではとても恐れられている病にかかっていることがわかりました。

お医者様のところにいくと、お医者様は優しい言葉をかけることもなく、女の子の目を覗き込むこともなく言いました。「こんなになるまで、今まで何をしてきたんですか。」

そして、女の子が食べるものを変えたり薬草などを使って治したいとおずおずと伝えると一言言いました。

「そんなことしたら、あなた死にますよ。一刻も早くわたしたちの勧める治療を受けなさい」

女の子は自分の身体に聞いてみましたが、どうしてもそのお医者様の勧める治療は気が進みません。仕方なく、心と身体が綺麗になる食べ物や食べ方、身体が元気になる方法を一人で探し始めました。

友達に相談しに行くと、たいがいの友達は慰め、抱きしめ、励ましてくれましたが、何人かの友人はこう言いいました。

「早く余命を聞いたほうがいいよ」
「そんな恐ろしい状態、私なら生きた心地しないわー。よく耐えられるね」
「そんな食事するくらいなら、私なら死んだほうがマシだな」

女の子は眉間にしわを寄せながら憮然として家に帰りました。image

ある日、中国と言う国の薬を処方してくれるお医者様のところに行きました。お医者様は高い薬を出しながら言いました。「あなたがやっている玄米菜食という食事をしていたら死にますよ。この高い漢方が効きます。地獄の沙汰も金次第なんですよ」

女の子は眉間にしわを寄せて一生懸命かんがえましたが、やはり自分の身体の声に耳を傾けて、自分なりに身体に合うやり方がいい気がして、その方法を探して探して、美味しく作って食べていきました。そして、いつしかその薬もやめました。

ある日ゲルソン療法と言う有名な食事法の、権威のあるお医者様のHPにこう書いてあるのを見ました。

「私の提唱するやり方を正しく実践せず、自己流にやっている人は決して治りません。確実に死にます」

女の子はさらに眉間のしわを深くして悩みましたが、今まで以上に注意深く自分の身体に耳を傾けて、これらがわたしの力になります、ちちんぷいぷいありがとう!とおまじないしながら、いのちが元気になると感じたものを作り続けました。

ある時、免疫と言うものを検査して食事指導してくれるお医者様に出逢いました。

お医者様は言いました。
「玄米なんか食べてたら死ぬよ。肉と魚、そして白米をたくさん食べなさい。」

また、別の食べ物で身体を治す名医と名高いお医者様に会いました。この人こそ、何か教えてくれるかもしれない。

お医者様は言いました。

「肉魚、白米を食べたら、あなたの病気はどんどん悪くなります。ここの食べ物以外を食べている限り、あなたの手に入れた、あなたが自己流で作っている食事を食べれば食べるほどあなたの病気はどんどん悪くなります。」

ついに女の子は三匹の子豚の家を吹き飛ばしてしまうくらい大きくため息をつき、地面に首がくっつついてしまうくらい首をかしげて考え込みました。

この星は一体全体どうなってるのかしら?!

毎日毎日考えて、考えて、考えて、ついに女の子は叫びました。

「ちょっと待って!みんな、死ぬ死ぬって、呪いじゃあるまいし!それに、あたし、まだこんなにピンピンしててこんなに生き生き生きてるじゃないの!今まで出会ってきたお医者様の誰よりも健康だったわよ。これ以上の証拠ってあるかしら。

まあ!そうだわ!私のお医者様は、最初から私の中にいてくれたんだわ!」

imageそして、可笑しくて可笑しくて、ゲラゲラと笑いだしました。ゲラゲラゲラゲラ、嬉しくて嬉しくて、笑いが止まらなくなりました。

すると、眉間のシワがどんどんなくなり、身体中からお医者様達から投げられた言葉達が、まるで、犬が身体をブルブルっとふるって水を飛ばすように、どこかに飛んでいくのが見えました。

もう、先生方の貴重なお言葉たちは必要ありません。ごきげんよう、さようなら!

女の子は、胸を張って、元気よく歩き始めました。

どこに?そう、明日に、生命の国に、です☆