左胸のタイラー・ダーデン

映画「ファイトクラブ」を知らない人には、なんのこっちゃ?のタイトルだと思いますが、いつも左胸にいる進行性の乳がん シコリんは私にとってのメッセンジャーであり、ファイトクラブのもう一人の主人公タイラーのような存在です。

あまりのバイオレントさとアナーキーさに、当時は子どもに一番見せたくない映画No.1に輝き、一方で世界的に熱烈な支持を受けたこの映画に込められたメッセージはただ一つ  「今日が最後の日だと思って生きろ、死ぬ気で生きろ、自分を生きることにファイトしろ」です。

普通に、でもどこか諦めた日常を送っているコンビニの店員レイモンドに銃を突きつけて、お前は何をしたかったんだ、今なんでこんなことをしてるんだ、今すぐ小さい頃からの夢だった獣医学校に入学しろ、しなかったら殺すぞ!とタイラーが生々しく迫るシーンは暴力的だけれどもどこかユーモラスで、愛さえ感じてしまいます。

今日が最後の日だとして何がしたい?のタイラーの問に即答できない主人公「僕」は、その後死の絶叫ドライブを体験する羽目になります(笑)。

バイオレンスやホラーが超苦手な私ですが、この映画は何故か全てがハマってしまい、セリフ一つ一つが強烈なメッセージに感じられ、何度も食い入るように観てしまいました。

それでも、シコリんが薄々がんだとわかっていたのに放置していた時や全てをどこか受け身に先送りしていた時には「ファイトクラブ」はどこか重く煙たくのしかかってきましたが、今は毎朝一人爽やかファイトクラブです(笑)。(映画は爽やかさとは対極だけど)

朝目覚めた時、今日が最後の日だと思って生きろと言うシコリんことタイラーのメッセージを左胸から受け取り、死はいつか必ず誰にも訪れるギフトと言う自明の理に深い安堵のため息をついて、alohaな深呼吸をして(私の中ではなぜかファイトクラブと仏教観とalohaは矛盾なく存在してるのです)、やりたいことをリストアップして、布団から一気に起き上がって、今日も自分を生きる、自分を超えることにalohaファイトクラブするつぼみです(`_´)ゞ☆