Aloha e, aloha no

imageAloha e, aloha no
愛しくて
ただ 愛しくて

ケアリーレイシエルが、飛行機の中で聴いて感動した「涙そうそう」を元に作ったハワイアンソングの名曲カノホナピリカイ。そのサビのフレーズです。

愛しくて ただ愛しくて…

その言葉を、気持ちを、心から嚙みしめるのは愛犬メイ19歳といる時です。

獣医さんのところでお見合いをしたその瞬間に、私の腕に尻尾を振りながら飛び込んできた小さな小さな白い天使メイ。
前の愛犬チムニーとの早すぎるお別れに沈んでいた我が家にやってきたイタズラ天使は、母犬と離れたばかりで、手のひらに乗るほどの大きさでした。しばらくなかなか寝付けずにいたメイに、スポイトでミルクをあげて添い寝をして寝かせたのが昨日のようです。

やんちゃな女の子だった時、元気いっぱいの青年期、ちょっとおすましの壮年期。そして数えで今年20歳を迎えるメイは、人間だと100歳を超えています。けれど、ちょっとヨタヨタしながらも食べるのも排泄もお散歩もまだ自力で、気負わず、ゆったりと生きています。

そんなメイを赤ちゃんのように大切にそっと抱っこする時、温かい場所でこっくりこっくりうたた寝するのを観ている時、バランスをとりながら一生懸命ミルクを飲んでいる時、散歩の際に見えなくなった目で私には見えない何かを見つめて、風をくんくん嗅いでいる時…

愛しくて、ただ愛しくて…そんな言葉が浮かimageび、ポロポロ涙が溢れます。

日本の昔のことば、愛している、に相当する言葉が 愛しい と書いて「かなしい」だったのがよくわかります。

I love you の、私 が主語でそこに動詞が続く感覚ではなくて、形容詞の、湧き上がってくるような「状態」が、日本人がもつ愛の感受性だなあと思います。

シコリんのことがわかりいろいろなギフトを貰った中でも、特にギフトだなあと思うのは、私より先に還ろうとしている愛しいもののいのちを、落ち着いてalohaで見守れる心が育ったことです。

愛しくて ただ愛しくて…

うとうとしているメイを膝で日向ぼっこさせながら周りを見渡すと、澄んだ青空、木々のざわめき、お日様にポカポカ照らされた芝生の匂い、子どもの手を引く若いお母さん、噛みしめるようにお散歩を楽しむご年配の姿、毎年変わらずの営みで春の準備をしている木の芽…image

愛しさがメイから全てに広がり、涙がポロポロポロポロ…止まらない涙は芝生に吸い込まれていきます。

愛しさと、生きものの生死を含めた営みを心から慈しめる心を私に教え育ててくれたメイ。

今日も、明日も、ずっとずっと 大切な宝物だよ。

Aloha e, aloha no